医療や介護現場の人手不足を解消できる!再加熱カートの魅力をご紹介!
医療介護現場では365日3食の食事が提供されることが当たり前となっています。しかし、そうした現場でよく耳にするのが人材不足の問題です。また人を雇っても定着せずすぐやめてしまうことも珍しくありません。そうした問題を解決できるのが再加熱カートです。なぜ解決できるのか、魅力に触れながら紹介します。
医療や介護現場の食事事情
医療介護現場でおいしい食事が提供されることは当たり前になりつつあります。しかしそこで食事を作っている職員は、過酷な労働環境を強いられているのが現状です。また医療介護現場で作る食事は、各個人の体調に合ったものを作る必要があり、非常に手間がかかります。
さらに食事は3食提供が当たり前なので、職員は朝食を作らなければなりません。朝食は一般的に7時~8時の間に提供されるため、それに対応する職員は早朝(4時~5時)から出勤する必要があります。通勤時に電車やバスを利用している職員にとって、早朝の時間帯に出勤することは困難です。そのため宿直して出勤する人も少なくありません。そんな職場で働きたいと考える人は少ないため、人材不足の状況から抜け出せないことが多いです。
再加熱カート導入で人手不足を解消できる理由
先ほど説明したように、早出勤務が人材不足に陥る大きな要因となっています。しかし提供する食事は一般的に当日調理されるため、早出勤務が必要です。裏を返せば人出不足解消のポイントは、早出勤務をなくすことといえます。
そして再加熱カートでは、それが可能です。再加熱カートは冷却し提供前に再加熱するだけで提供可能な状態となるため、わざわざ当日の朝に調理する必要がありません。
また事前に盛り付けた状態で冷却すれば、朝食提供前に盛り付ける必要もないのです。つまり当日の朝、食事を作るために早出勤務をする職員は必要ありません。またその分、日中に職員を多く配置できるため、早出以外の時間帯の勤務が楽になります。勤務が楽になれば働く職員の満足度も高くなり、離職率の低下や求人力の向上といったよい循環が生まれやすいです。
医療や介護現場に再加熱カートがおすすめな理由
人材が不足しやすい早出勤務の時間帯に仕事をする必要がなくなる再加熱カートですが、ただ人材不足を解決するだけの機械ではありません。なんと再加熱カートは提供する食事の安全性を高めてくれます。というのも食事を急速冷却し、細菌や微生物が繁殖する温度の時間を限りなく短くできるからです。
またカート内に食事を置いておけば、冷却した状態を長い時間保てるため、食中毒のリスクの軽減につながります。さらに再加熱カート内で加熱作業ができるため、雑菌繁殖や異物混入の心配もありません。医療介護現場で提供する食事は、高齢であったり病気により免疫力が低下したりしている人が食べています。そうした人が食中毒にかかると一般的な人よりも重症化しやすいため、食事には、高い安全性が求められます。そうした面からも、再加熱カートは非常におすすめです。
再加熱カート導入時のポイント
再加熱カートは人材不足や安全性を高めてくれることから非常に有用な機械です。ただし導入に際して注意点があります。
1つ目は導入コストです。再加熱カートの購入費に加えて、厨房機器や設備工事費といったコストが必要になります。またすでに温冷配膳車用の食器があったとしても、再加熱カートでは利用できない可能性があります。そのため食器の購入コストも事前に考えておきましょう。
2つ目は厨房計画やシステム構築です。温冷配膳車と再加熱カートでは運用方法がまったく違うため、すでにある厨房計画やシステム構築に見直しが必要となります。その手間と時間が必要なことを理解したうえで導入に踏み切りましょう。
最後3つ目は、加熱方式の選択です。再加熱カートの加熱方法には熱風式・IH式・マイクロ波式・加熱蒸気式などがあります。それぞれ特徴があり、加熱時間を短縮するならマイクロ波式、食事をふっくらと仕上げるなら熱風式もしくは加熱蒸気式、省エネにこだわるならIH式が優れています。導入にあたって職場の求める条件にあった方式を選ぶようにしましょう。
まとめ
これまで医療介護現場では、早出勤務をして当日調理したものを提供することが当たり前という風土がありました。そのため人が辞めては入り、入っては辞めてを繰り返すことが多く、人材不足が慢性化していました。そうして長い間現場を悩ませていた早出問題を解決したのが再加熱カートです。再加熱カートを導入することで、当日調理を行う必要がなくなるため、早出職員を配置する必要がありません。また再加熱カートは事前調理したものを冷却保存し、提供時まで安全性の高い状態で保存してくれます。そのため、人材不足解消と安全性の担保が両立されている再加熱カートは医療介護分野の強い味方です。ただし導入にあたってコスト面・厨房計画・加熱方式の選択を検討する必要があることも理解しておきましょう。